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ソニータイマー

テレビつかなくなってしまった。リモコンのボタンを押してつかなかったので、
本体スイッチ(あまり使用するな、と注意書きがついている)を押してみた。
やはりつかない。はじめはグリーンのランプがつくのだが、
しばらくすると、スタンバイ/オフタイマー状態であることを示す赤いランプの点滅にかわる。
マニュアルで調べると、この機種には自己診断プログラムという機能があり、今はその状態らしい。

マニュアルには、故障の可能性があるので、サービスセンターに問い合わせるように、とある。
センターの開く時刻を待って電話をかけた。録音の指示に従って受話器のボタンを押していくと、
やがて生身の人間らしい声に替わった。機種名と故障の様子を告げると、故障だろうということになった。
再度電話があり、至急サービスマンが派遣されるとのこと、対応の早さには感心した。
この時点で料金の概算が、派遣費用と工賃で1万1000円程度。部品代金は別とのことであった。

帰省中の子どもが、「ソニータイマー」という言葉がWikipediaに載っていることを教えてくれた。
なんでも、ソニー製品は保証期間が切れると決まったように動かなくなる。技術力の高さから、
予めそうなるようにタイマーがしかけられているのでは、という噂があり、
それを「ソニータイマー」というのだそうだ。

無論、そんな事実はなく都市伝説のたぐいといえるのだが、
最近では当のソニーの役員までがその言葉を談話に用いているというから、なんだか可笑しい。
テレビの場合、使用されているICの寿命が極端に短く、電源が入りにくくなる不具合が続いたため、
保証期間が過ぎても無償で修理しているという。まさに今回のケースがそれである。

さすが技術のソニーである。翌日という予定のサービスマンから電話があったのがその日の午後。
近くに来ているから4時半には行けるとのことであった。もちろんこちらに依存はない。
待つことしばし。サービスマンは、時刻通りについた。無駄口は叩かず、テレビの前にすわり、
カーペットの上に緑の布を敷いた。ブラウン管テレビをその場におろすと背後のカバーを外した。

予想通り、ICの不具合らしい。そこで、例の話をしてみた。サービスマンも慣れているのか、
「この場合、ICだけが原因なら無料で交換させていただきます。」と、当然のように答えた。
その他に、旧タイプのメモリーカードの差し込み口も交換してくれて、帰っていった。

はじめの概算でも、買い換えるよりははるかに安いのでほっとしたが、無料とは驚いた。
子どもに聞いた話をしなかったら、どうだっただろうか。
やはり無料になっていたかもしれないが、1万円強の料金を取られていたかもしれない。

我が家の場合マニュアルがあったからよかった。マニュアルを保存してない家だってあるだろう。
年末年始である。テレビがなければ始まらない家は少なくない。即買い換えに走る家もあるかもしれない。
今年は、偽装の発覚が相次いだ。こうした曖昧なやり方は技術のソニーらしくないように思う。
はっきりと、リコールを申告し、無償で修理交換に応じる方が信頼感を高めるのではないだろうか。
さすれば、ソニータイマーなどという芳しからぬ噂も立ち消え、かえってブランド力を高めることにつながると思うのだが。
by abraxasm | 2007-12-27 11:19 | 日記