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平瀬温泉郷

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平瀬温泉郷は、合掌造りで知られる白川郷から車で15分ほど行ったところにある。
温泉宿が全部あわせて十五、六軒という、ひっそりとした静かな温泉郷である。
源泉は霊峰白山の麓にあり、そこから管で引いてきているそうだ。
温度の調節はしているものの、消毒その他は一切しないかけ流しで、お湯は露天風呂から溢れ出ていた。
無色無臭で、さらっとした手触りはあまり温泉くさくないが、温泉臭の強いのが苦手な人にはお薦めである。
「しらみずの湯」という公営の日帰り入浴施設が古くからある温泉街の裏手にあって、そこを訪れた。
日帰りを謳うには、少し苦しい距離(往復約700キロ)だが、行って帰ってきたのだから仕方がない。

近くの白川郷には、バスツアーの観光客が押し寄せてきていたが、
ツアーのコースから外れた鄙びた温泉郷には、地元の人くらいしか来ないのだろう。湯殿は閑散としていた。
露天風呂も檜風呂も貸し切り状態である。
脱衣所も浴室もこぢんまりした造りで、たくさん来られたらそれはそれで大変だろう。
しかし、露天からの眺めは雄大である。野菜畑の向こうには帰雲山がそそり立っている。
腰まで隠す垣根の前に立って、涼んでいてもめったに人は通らない村はずれ。
リラックスできることは言うまでもない。

ゆっくりお湯に浸かってあがると、夕暮れ時の風が心地よい。
温泉もいいが、夏は暑いからというのが嘘のような気持ちよさだ。
家から持参したノンアルコールのビアテイスト炭酸飲料をぐいと飲み干すと、気分は極楽である。
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by abraxasm | 2008-07-29 13:38 | 日帰り温泉

飲み会

職場の親睦会が定例で開いている飲み会に参加した。
最近はお酒を飲む人の数も減り、飲み会というよりはお食事会といった方がぴったりくる。
会場は鳥羽市にあるリゾート施設。あいにくその日は港祭りで花火大会があるらしい。
混雑が予想されるので、迎えの車に乗ることにした。

幹線道路ははやくも渋滞している様子。朝熊道という抜け道を通った。
こちらは閑散としている。けっこう知られてきているらしいが、まだまだローカルな花火大会なのか。
難なく到着して、会が始まった。高級そうな和風の宴会場には昔懐かしいカラオケセットまで用意されていた。
関係者の中に知り合いがいて、無料で使ってもらっていいということだったが、誰も歌わない。
カラオケも最近ではすたれたらしい。

無論静かなのは大歓迎。乾杯の後は冷酒を手酌でちびりちびりとやるマイペース。
ときおり、隣の新人君が、注いでくれる。新潟は小千谷出身の色白の好青年である。
やはり米所越後生まれ、若いが麦酒よりは酒というのが、なんだかうれしい。
もっとも、自由席だったので、さっさと座ってしまったが、両隣がなかなか埋まらなかった。
後で聞くと、隣に座るのがこわかったのだそうだ。そんなに剣呑に見えているのだろうか?
ちょっと我が身を反省させられた。

2000円で飲み放題。食事は7000円で会費は9000円と超高級である。
その割には、料理はたいしたことなかった。鱧のしゃぶしゃぶというのが美味かったくらい。
伊勢海老の鬼殻焼きというのも名前ばかりで、焼きたてじゃないので、冷めて身が固くなっていた。
伊勢海老の美味い食べ方は他にもあるのに、と思った。
会員制の高級リゾートというリッチな雰囲気が売りなので、価格の中にはイメージ代が含まれているのだろう。
料理だけなら、その辺の民宿で食べた方が、もっと美味いはずだ。

帰りもマイクロバスで送ってもらった。港に近づくと折から花火が上がった。
浴衣姿の見物客や屋台の灯りが雰囲気を盛り上げていた。
どうせなら、こちらに陣取って、焼き烏賊あたりを肴に麦酒でも飲んでいた方がよかったかもしれない。
幹事には悪いが、そんなことを思ったりしていた。
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by abraxasm | 2008-07-26 12:33 | 日記

夏日

全国的に梅雨明けになり、昨日、今日と35℃をこえる暑さだ。
空も快晴で、からっと晴れているのは、なんといっても気持ちがいい。
三連休で家にいるので、ベランダや玄関のアプローチをブラシでこすった。
連日の雨で、苔がうっすらこびりついていたのがきれいに剥がれ、本来の煉瓦の色が現れた。
ニケもうれしいのか、事あるごとに外に出たがる。

先日のこともあるので、キャンプ用の折りたたみ椅子を手にSP役をつとめる。
世古を通り抜ける風があって、朝夕はけっこう涼しい。
高い空に刷毛ではいたような雲が浮かんでいるのをぼんやりと眺めていると夏だな、とひとしきり思う。

今日は、MCCのオフ会で近くの大型スーパーの駐車場に出かけた。
駐車場の裏に小さな公園があって、木陰になっている。昼まではそこで、ただただまったりと過ごす。
はちべえさんのカスタムバイクが初お目見え。遠目にはトライアンフかとも見まごうばかりの出来映え。
ブリティッシュレーシンググリーンに塗られたタンクに書かれたロゴは、よく見ると、トライアンフならぬテンプター。
シート形状とも相俟ってクラシカルな風格が滲み出ている。

中古のスズキをベースに、いろいろな部品を集めてきて作り上げるのは、大変そうだが、面白そうだ。
バイク好きの講釈は半分も分かればいい方だが、つきあって聞いているのは、いつも愉しい。
こんなに生きることを楽しんでいる人が、近くにいるだけでこちらまで愉快になってくる。
お昼は、お気に入りのシーフードレストランで、冷やしうどんとねぎとろ丼のセット。
三年前のオフ会の写真をアッチさんにもらった。麻のスーツに麦藁帽子と、服装は毎年替わらない。

しかし、今年の夏はのっけから暑い。暑すぎる。駐車場でのおしゃべりもついつい日陰を探して、となる。
さすがにだらだらしゃべり続けるのに慣れたメンバーも、二時を過ぎると三々五々と帰っていく。
ニケの缶詰を買って家に帰ったら、もう何もしたくない。
夕飯は、あり合わせの食材でソーミンチャンプルーを作ることにした。暑い日には、これに限る。
コペン乗りは、明日も雑誌取材に応じて津で集まるそうだが、
さすがに連日はつらい。妻が行く気なら、明日は単独行でお願いしようと思っている。
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by abraxasm | 2008-07-20 18:42 | 日記

間伐

少し前に、丸太小屋のお隣さんから電話があった。
なんでも、何軒か分の山をまとめたら、無料で間伐をしてもらえるのだそうだ。
悪い話ではないので、家の分もお願いしますと言っておいたのだが、昨日また電話があった。
家の土地と反対側のお隣さんとの境界がよく分からないとかで、一度来てもらえないかという話だった。

境界線といっても黄色い杭があるだけのことなので、なかなか分かりにくいのだろう。
久しぶりに出かけることにした。
小屋は相変わらず建ってはいたが、しばらく来ないうちにずいぶん傷んでいた。
特にベランダ部分は、すっかり腐ってぼろぼろになっていた。

間伐をしてくれる人も来ていて、二人で斜面を登って境界を示す杭を探した。
目印に近くの木にビニールテープが巻き付けてあるので、それを頼りに探すとすぐ見つかった。
間伐はてっきり斜面の木ばかりと思っていたが、小屋の前にある杉も切るそうだ。
小屋から眺めると林の中にあるように見えて感じがよかったのだが、これでも混みすぎているらしい。

適度に間伐をしないと、木が可愛そうだと言われると仕方がない。
半分程度を間引くことで、光や風が入ることを考えれば、小屋自体にもいい影響が出るやもしれない。
詳しいことはまた連絡してくれるらしいので、その日はそこで分かれた。

帰りに、近くにある温泉に立ち寄った。急なことで、妻は保湿クリームを持参してなかった。
受付で聞くと、「お買いあげいただいてもいいですが、これを使ってみえる人も多いですよ。」
と、売り場に置いてある試供品を教えてくれた。親切な人だ。
露天も洗い場もそう広くはないが、窓から夕日が差し込んで明るいのが気持ちよかった。
ついでに食事でもと思ったら、予約以外はだめだそうであきらめた。

山間の保養施設では、日帰り入浴は受け付けても夕食は無理なのだろうか。
秋山郷に行った時、昼飯時なのにどこでも断られたのを思い出した。
あの時は、ダムの工事に来ている人用の定食屋でやっと昼飯にありついたのだった。
岩魚のお茶漬けだったが、あれは美味かった。

帰りは妻の運転で帰ってきた。長男が奥さんを連れて帰った時、コペンでは送り迎えができない。
車はあっても、運転手が仕事でいない場合は、妻が運転するしかない。
そんなわけで練習をすることにした。コペンに比べれば前も見やすく、運転は楽なようだ。
バックさえしなければ147は最高なのだ(後ろは、ほんとに見にくい)。
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by abraxasm | 2008-07-13 15:23 | 日記

気分転換

会議の席で、上司にたてついてしまった。まあそれ自体は特に珍しくもない。
物の道理のわからない人が人を動かしていくポストにつくと、仕事がスムーズに運ばない。
自分の持ち場ではないので、放っておけばいいようなものだが、つい発言してしまう。
今のところうまくいっている職場の人間関係がぎくしゃくしてくるのが嫌なのだ。

それはそれとして、ルパン三世の石川五右衛門のセリフではないが、
「またつまらないものを切ってしまった。」
という気分がして、軽い自己嫌悪に落ち込んでしまう。
そうなのだ。理はこちらにあるのだから、あんなに相手の意見の間違いを理詰めに突っつく必要はないのだ。
自分の刀の切れ味を楽んでいるようで、ちょっとおとなげなかった。

図書館に寄って本を返してから家に帰ると留守電に、その図書館からのメッセージが…。
リクエストの本が来ているらしい。返した時に教えてくれるシステムがないので、よくあるのだ。
妻はまだまだ帰ってこないし、ニケは寝ている。自転車でひとっ走り、取りに行くことにした。

梅雨の合間の夕暮れ時。昼間と違って風はひんやりと涼しげで、気持ちがいい。
届いていたのは『丸山眞男の話文集』だった。新刊の棚をあさると、『悲恋の詩人ダウスン』、
『地球最後のオイルショック』『法華経は何を説くのか』の三冊が目にとまった。

一見脈絡がなさそうだが、自分にとってはそうでもない。
一冊目のダウスンは平井呈一の名訳でお気に入りのひとり。
二冊目は「毎日」の書評に取り上げられていて一度読んでみたいと思っていた。
三冊目だが、過度に理屈をふりまわして相手の非を詰る癖は、やはり修行が足りないせいだと思うのだ。
仏教ブームに乗っかるつもりはないが、前から仏教の教義には関心がある。

ショルダーバッグに4冊もの本を突っ込むと、さすがに重い。
行きはよいよい帰りはどうかと思ったが、なんのことはない。上り坂も楽々上った。
ペダルをこいでいると、気分は中学当時のまま。よくこうして町を走ったものだ。
最近、あまり楽しいことがないなと感じていたのは、きまりきった毎日を送っているせいだったのか。
ルーティンワークを外れ、たまにはちがった道を自転車で走るのもいいものだ。
いい気分転換になった。
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by abraxasm | 2008-07-09 19:15 | 日記

プレゼント

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いくつになっても誕生日にもらうプレゼントはうれしいものである。
たとえそれが、もうあと何年かで還暦という年であっても。
妻の心づくしの手料理と、キャンティ・クラシコの赤ワインでささやかな宴を開いていると、玄関のチャイムが鳴った。
宅急便で届いたのは、長男夫妻からのバースデイプレゼントだ。

表書きに、壊れ物の但し書きがある。なんだろうとそっと包みを開けてみると、独特の色彩が目に飛びこんできた。
エリック・カールは『はらぺこ あおむし』で有名な絵本作家。そのキャラクターをつかったブックエンドだった。
本好きの父親にブックエンドのプレゼントは何よりの贈り物。
しかも、それがエリック・カール作とは…。

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絵本が好きで、子どもにかこつけては、何冊も買い集めた。
その中でも、エリック・カールの『はらぺこ あおむし』は、大好きな一冊だ。
一種の仕掛け絵本だが、卓抜なデザイン感覚は、子ども向けの本の域を超えている。

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早速、書斎に置いて、懐かしい絵本を取り出し記念撮影。
なんで、『ぞうのエルマー』があるかというのは、ないしょ。
二人が書斎に上がってきたので、ニケもついてきた。
すっかり元気になったニケも一緒にパチリ!
スタンドの横でヴァイオリンを弾いているのはダヤン。これは以前に妻からもらったプレゼント。
今回のプレゼントには妻にダヤンのお守りまで同封されていた。
細やかな心遣いがうれしいではないか。

あと何回の誕生日が迎えられるかわからないが、こんなにうれしい気持ちになれるのなら、
元気で長生きするのも悪くないなと考えている。
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by abraxasm | 2008-07-02 21:25 | 日記

覚え書き


by abraxasm