<   2007年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ソニータイマー

テレビつかなくなってしまった。リモコンのボタンを押してつかなかったので、
本体スイッチ(あまり使用するな、と注意書きがついている)を押してみた。
やはりつかない。はじめはグリーンのランプがつくのだが、
しばらくすると、スタンバイ/オフタイマー状態であることを示す赤いランプの点滅にかわる。
マニュアルで調べると、この機種には自己診断プログラムという機能があり、今はその状態らしい。

マニュアルには、故障の可能性があるので、サービスセンターに問い合わせるように、とある。
センターの開く時刻を待って電話をかけた。録音の指示に従って受話器のボタンを押していくと、
やがて生身の人間らしい声に替わった。機種名と故障の様子を告げると、故障だろうということになった。
再度電話があり、至急サービスマンが派遣されるとのこと、対応の早さには感心した。
この時点で料金の概算が、派遣費用と工賃で1万1000円程度。部品代金は別とのことであった。

帰省中の子どもが、「ソニータイマー」という言葉がWikipediaに載っていることを教えてくれた。
なんでも、ソニー製品は保証期間が切れると決まったように動かなくなる。技術力の高さから、
予めそうなるようにタイマーがしかけられているのでは、という噂があり、
それを「ソニータイマー」というのだそうだ。

無論、そんな事実はなく都市伝説のたぐいといえるのだが、
最近では当のソニーの役員までがその言葉を談話に用いているというから、なんだか可笑しい。
テレビの場合、使用されているICの寿命が極端に短く、電源が入りにくくなる不具合が続いたため、
保証期間が過ぎても無償で修理しているという。まさに今回のケースがそれである。

さすが技術のソニーである。翌日という予定のサービスマンから電話があったのがその日の午後。
近くに来ているから4時半には行けるとのことであった。もちろんこちらに依存はない。
待つことしばし。サービスマンは、時刻通りについた。無駄口は叩かず、テレビの前にすわり、
カーペットの上に緑の布を敷いた。ブラウン管テレビをその場におろすと背後のカバーを外した。

予想通り、ICの不具合らしい。そこで、例の話をしてみた。サービスマンも慣れているのか、
「この場合、ICだけが原因なら無料で交換させていただきます。」と、当然のように答えた。
その他に、旧タイプのメモリーカードの差し込み口も交換してくれて、帰っていった。

はじめの概算でも、買い換えるよりははるかに安いのでほっとしたが、無料とは驚いた。
子どもに聞いた話をしなかったら、どうだっただろうか。
やはり無料になっていたかもしれないが、1万円強の料金を取られていたかもしれない。

我が家の場合マニュアルがあったからよかった。マニュアルを保存してない家だってあるだろう。
年末年始である。テレビがなければ始まらない家は少なくない。即買い換えに走る家もあるかもしれない。
今年は、偽装の発覚が相次いだ。こうした曖昧なやり方は技術のソニーらしくないように思う。
はっきりと、リコールを申告し、無償で修理交換に応じる方が信頼感を高めるのではないだろうか。
さすれば、ソニータイマーなどという芳しからぬ噂も立ち消え、かえってブランド力を高めることにつながると思うのだが。
[PR]
by abraxasm | 2007-12-27 11:19 | 日記

蕎麦屋の酒

三連休といっても年末で、もう少ししたら正月というのでは、どこかへ出かける気もおきない。
近くに蕎麦屋ができたのを雑誌で読んだ。なんでも、有名な店で修業をしてきたらしい。
特に、肴を意識して酒を飲ませることを考えているところが気になる。

蕎麦屋の酒というやつにあこがれている。
散歩の途中で立ち寄り、板わさか、鴨南蛮のぬきあたりで、ちょいと一杯。いいなあ。
問題は足である。どこへ行くにも車という地方都市では、おいそれと酒を飲むことができない。
そのために電車やバスを乗り継いでというのも野暮だ。
山間にある蕎麦屋が気に入っているが、車がなくてはかなわない。
そこに、近くに蕎麦屋が開店というのだから、行かないという手はない。

行ってみた。造りは古民家風。このあたりの民家を手直ししたのだろう。
店の中に白いトライアンフのロードスターが飾ってあるのが、ちょっと洒落ている。
店員は屋号を入れた黒いお仕着せを着ている。
黒いバンダナが流行りのラーメン店みたいなのが気になる。
いかにも修業仕立てといった感じの若い男が一人蕎麦にかかりきりだ。
後は、アルバイト風の若い女の子と、経営者らしいマダム風の年配の女性だけ。
天麩羅になると一人では手が回らないのか、女性陣がカウンター内に入って手伝っている。
もう一つ蕎麦屋の風情に欠ける。田舎の喫茶店の雰囲気だ。

蕎麦が来た。のどごし歯触りともなかなかのものである。
十割蕎麦もめずらしくなくなったが、このシコシコ感は、ちょっとない。
問題はつゆにあった。どうにも頼りない。何かが足りない、という感じなのだ。
かえしを忘れたのか、醤油を水で薄めたような、あっさりし過ぎの味。
そば湯を入れて飲んでも、やはり物足りなさが残る。
妻の意見も同じであったから、まちがいはないだろう。

修業した店の味なのかもしれない。蕎麦にも風土の差がある。
濃厚なたまり醤油の味がベースのうどんを好む土地柄に、あのつゆが合うかどうか。
全国から観光客の来る門前町に開いた店である。案外、旅行客にはうけるかもしれない。
蕎麦屋の酒は、もうしばらくおあずけということらしい。
[PR]
by abraxasm | 2007-12-24 09:46 | 日記

公孫樹

e0110713_1453314.jpg

新聞に内宮作業所の銀杏が見頃と出ていたので、出かけてみた。
記事には敷地内で撮ったと思われた写真が出ていたが、
行ってみると休日のせいか門が閉まっていた。
塀の上にカメラをのせて撮っていると、なんだか人目が気になる。
そそくさと写真を撮り終え、おはらい町で昼食をとった。
赤福は閉まっていても関連企業は元気なもので、自粛のような雰囲気はない。
本店の閉まった雨戸に薄っぺらな紙が一枚申し訳のように張り出されていた。
それを携帯のカメラで撮る人が絶えなかった。
[PR]
by abraxasm | 2007-12-02 15:06 | 写真

覚え書き


by abraxasm